Too Late To Cry - Alison Krauss
7月23日はAlison Kraussアリソン・クラウスの誕生日。
そこで、今日は彼女のデビューアルバムToo Late To Cryを取り上げましょう。
今回はCDではなくデビュー当時(1987年)のメディアであるLPを聴いてみます。
LPですから裏表があるわけで、各面は以下のような曲目です。
SIDE A
Too Late To Cry
Foolish Heart
Song for Life
Dusty Miller
If I Give My Heart
SIDE B
In Your Eyes
Don't Follow Me
Gentle River
On the Borderline
Forgotten Pictures
Sleep On
A面はToo Late To Cryの元気なアリソンの声で始まり、Dusty Millerでは見事なフィドルを披露~If I Give My Heartでしっとりと終わります。
片面だけでひとつの作品として成立する。LPの時代はこういう作り方だったことを思い出しました。
さてレコードを裏返してB面です、この作業自体が懐かしいですね。
こちらはA面の余韻を打ち消すようにIn Your Eyesが軽快に始まります。
Gentle Riverいいです。こういうゆったりした感じの歌唱は当時から彼女の声質に合っていたのでしょう。
Forgotten Picturesではまたまた見事なフィドルを、そして最後はSleep Onで、もっと聴かせてよ~、と思っているうちに終了。
それにしてもアリソンの声のなんと魅力的なことでしょう。このアルバム、音質は良いとは言えないのですが それでも、彼女のはち切れそうな魅力が伝わってきます。もちろん16歳という若い魅力もありますが、それ以上の力があります。
私はカントリーを聴き始めたこと自体ここ数年なのでリアルタイムで味わっていませんが、
当時このアルバムを聴いた人は衝撃を受けたに違いありませんね。
Happy Birthday Alison!
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コメント
たいちょーさんのおっしゃるとおり、初めて聴いたときの衝撃は今でも鮮烈です。以後新しいアルバムが出るたびに進化・成長していく彼女。そんな彼女も30代半ば(でしたよね)時が経つのは早いものですね。我が子の成長を見る親のような気分です。
投稿: otk | 2006/07/24 07:22
こんにちは
このアルバムから19年、ずっと見守ってこられたのですね。アルバムが出るたびに新鮮な驚きをリアルタイムで味わってこられたOtkさんが羨ましいです。
投稿: たいちょ~ | 2006/07/24 10:39
この頃のアルバムは,今と比べると録音の質がいまいちなのがほんとーーーに勿体ないです.初期のアルバムを全て忠実にリメイクしてくれれば,それはそれでベストセラー間違いなしでしょうね.
投稿: 俊(とし) | 2006/07/24 22:47
このアルバム、CDで聴いてもLPで聴いても同じような音ですので、当時の録音というのは現在のような再生装置を想定していなかったということでしょうか?
でも、この時代の他のジャンルの作品の中には音質で頑張っているものがありますので、当時のカントリー全般の要求音質がこの程度だったとも言えます。
90年代以降(とくに後半)になって急速に音質が良くなっていくのがわかるのが興味深いです。SONYが1988年にCBSのレコード部門を買い取ったのと関係しているのでしょうか? (SONYの潤沢な資金で最新の録音設備がNashvilleに急速に整った? そして他社も対抗上、設備更新に追従した?)
ところで、忠実にリメークというのはなかなか難しいのでしょうね、AKUSのLIVEはある意味、リメークのような役割も果たしてくれましたが・・・・
投稿: たいちょ~ | 2006/07/25 05:22