Alison Krauss & Union Station - Lonely Runs Both Ways
新年が明けて早くも一週間以上が経ってしまいました。
アメリカのお正月休みはいつも1月1日のみでお正月気分が味わえませんです。
そんな一日だけのお正月に聴いた音楽、いわゆる聴き初めですが・・・
それがこの、私の大好きなAlison Krauss & Union Station(アリソン・クラウス&ユニオンステーション)のLonely Runs Both Waysです。
このアルバムは2004年の11月発売、2年前のグラミー賞でBest Country Album他を受賞した名盤であります。
このアルバム何が良いかというとその始まり方・・・
一曲目のGravity、静かで美しい歌いだしに引き込まれてしまいます。故郷の人々への思いを歌っておりますが、タイトルどおり引力があります。
アリソンはコンサートでこの歌を歌った時に「Gravity(引力)なんていうタイトルだから思わずナショナルジオグラフィック(自然科学雑誌)を調べちゃったわよ~」などと言っておりました。
引力に引き込まれたあとはそのままアリソンの声を生かした美しい歌と見事な演奏に酔わされ気づくと最後のA Living Prayerまで一気に聴いてしまいます。
ちなみに最後から二曲目のIf I Didn't Know Any Betterはこれまた私の大好きなMindy Smith(ミンディ・スミス)の作です。アリソンも気に入っているというI turned around Before I could run I found you already settled down in the back of my mindという歌いだしはミンディらしいセンスの良さが光ります。
このアルバムのテーマは、旅そして人生。 全体の統一感といい演奏の美しさといい非常に良い出来栄えのアルバムです。
アリソン・クラウスが作り上げた新しいブルーグラスのひとつの完成形がそこにあります。
未だ聴いたことのない方はぜひお試しを・・・
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コメント
こんにちは、またお邪魔します。
私は6年程前に「NEW FAVORITE」でA.K.U.S.と出逢った
新参ファンです。
ジェリー・ダグラス合流以前の彼らの事は良く知りません。
が、「LONELY RUNS BOTH WAYS」は大好きな作品です。
虜になったと云っても良いでしょう。
残念なのは、日本国内でのアリソンの認知度の低さ。
日本のレコード会社の目(耳だけど)は節穴か!
と思ってしまいます。
投稿: Alex Kid | 2008/01/11 10:56
Alex Kidさんいらっしゃいませ。
私も新参者のファンでございます。
New Favoriteはアリソンがその音楽スタイルを確立した革新的なアルバム。傑作ですね。
とくにジェリー・ダグラスが加入した効果は絶大で、演奏全体に深みが増しました。
今のアリソンはまた違った方向性を探して歩きだしたところですが、ロバート・プラントとのアルバムで日本での知名度が上がりつつあるのでは?と期待しています。
投稿: たいちょ~ | 2008/01/11 11:43