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2008/07/21

Robert Plant & Alison Krauss - Raising Sand tour

7月19日の夜、Robert Plant(ロバート・プラント)とAlison Krauss(アリソン・クラウス)のコンサートがNashville,TN(テネシー州ナッシュビル)のSommet Centerで行われました。

一連のツアーの千秋楽として組まれた(実は既にこのあとの追加公演が決まっていますが)ナッシュビルの会場は満員。
客席には、アリソンのファンなのかプラントのファンなのか、それとも純粋に音楽ファンなのか、老若男女が集まっていました。

夜9時にコンサートが始まり二人が登場すると会場はすぐに熱狂しました。
プラントとアリソン、そしてT Bone Burnett(Tボーン・バーネット)という超一流のアーティストのコラボレーションが生み出したのは、全く新しい、しかし、源流に根ざした魂を揺さぶる圧倒的な音でした。私、いままでこれほどの感銘を受けたことはありません。

2年ほど前、ルーツ音楽を探求していたプラントがアリソンにコンタクトすることから始まり、アリソンがバーネットにプロデュースを依頼して誕生したRaising Sandというプロジェクト、アリソンはプラントからレコーディングのそのときに音楽を完成させるということを学び、プラントはアリソンから今までとまったく違う場所を目指すということを教わりました。

二人にとって多くの初体験がありました、プラントはいままでハーモニーボーカルをしたことはなく、アメリカの音楽はカーターファミリーを聞いた程度。アリソンも多くの音楽に触れていたものの基本的にブルーグラスのフィールドを大きく外れることはありませんでした。
バーネットは全く異なる二人の声を強烈なドラムを基調にした重厚な音作りで新次元の音へと昇華させました。

このコンサートで、音楽ジャンルという区分が、まったく無意味であるということを思い知らされました。
表現の方法は様々ですが、音楽というものは非常に深いコミュニケーションであり、魂をつなぐものであるということです。
いや~とにかく凄かった、素晴らしかった。

この日のセットリストは、このツアーの通常のセットリストに何曲か追加されていましたが曲名に疎いのでよくわかりません。以下参考に載せておきます。
Rich Woman
Leave My Woman Alone
Black Dog
Sister Rosetta Goes Before Us
Through the Morning, Through the Night
Fortune Teller
Black Country Woman
Hey Hey What Can I Do
The Rat Age (Burnett)
Bon Temps Rouler (Burnett)
Trampled Rose
Green Pastures
ここに1曲
Down To The River To Pray
Nothin’
Killing the Blues
Let Your Loss Be Your Lesson
When the Levee Breaks
The Battle of Evermore 
Please Read The Letter 
Gone Gone Gone (Done Moved On)
--Encore--
Stick With Me Baby
One Woman Man
Your Long Journey
こもあと2曲

バンドメンバーも豪華
Stuart Duncan =Fiddle/Mandolin/Banjo/Guitar, Dennis Crouch =Double Bass, Buddy Miller =Guitar, Jay Bellerose =Drums
これくらいのメンバーでないとアリソンとプラントの化学反応をサポートできません。
お見事でした。

2時間ほどのコンサートの間、会場は当然のことながら熱狂し続けました。時間があっという間に過ぎてしまいました。いや~凄かった。

このコンサートを聴いてみて思ったことがあります。
それは、コーカサス人(白人)の体内、魂に宿る音楽を強烈に見せつけられたということです。しかしそれは表現の違いであり、相手が日本人であろうが関係なく伝わり、共有できるものであるということです。

プラントが最後にこう言いました。「See you soon!」
この言葉の意味するところは、このバンドが一時的なものではなく今後も活動を続けるというふうに取れます。これは素晴らしいことです。
一方で、ブルーグラスファンとしてはアリソンが今後もAlison Krauss & Union Station活動を続けるのか、心配が残る言葉でもあります。

Akrp

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コメント

興味深いコンサート・レポートをありがとうございます。
後日、DVDなりCDなりのパッケージメディアで、当日の模様が見られるようであれば、是非購入してみたい。

たいちょ〜さんのユニオンステーションに対する危惧ですが、たしかに、メンバーとの別行動が多くなったようですね。
メンバーから見れば、リーダーのアリソンは、存在が大きすぎるという見方も有るでしょう。
そしてまた、もし、メンバーの入れ替えが有ったとしても、アリソン個人の存在は巨大でありますから、
アリソン・クラウス&ユニオンステーションの名前は、永遠に語り継がれることになるでしょう。

その場合、初代のメンバーによるセッション・・・とか、二代目ユニオンステーションの演奏!とか、
ファンの間で取り沙汰されるようになると思われます。
ただ、外に出たメンバーが、どれだけの活躍が出来るかは、現在のブルーグラス市場が飽和状態であれば、
思ったほどの業績を残せないという事も、考えられます。

投稿: シロフクロウ | 2008/07/21 18:08

シロフクロウさん こんにちは
パッケージメディアになった場合にどの程度の録音になるのか・・・という心配はありますが
興味深い一枚になるであろうとは思います。

現在のブルーグラス市場は確かに飽和というか
あまり拡大する傾向にはないようです。
ダン・ティミンスキーがCDリリースと同時に自らのバンドを率いて活動を開始しましたが、活躍の場が広がるように祈るばかりです。

投稿: たいちょ~ | 2008/07/22 11:46

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