Music City、Nashville(ナッシュビル)には聖地とよばれるところがいくつかありますが、ブルーグラス、アコースティックミュージックにとってここStation Inn(ステーションイン)はそういった場所です。
Station Innはナッシュビルのダウンタウンの西、インターステート40/65のExit 209A近く、ミュージックロウの少し東側に位置します。
このあたりは少しさびしいので、観光客が訪れるには少し勇気がいるかもしれません。
こんなところにあるのか?
なんて思っていたら、突然粗末な小屋のような建物がありました。
Innとは言っても宿泊施設ではなくて、純粋にライブハウスです。
旧Union Stationの近くなのでStation Innなのでしょうか・・・?
看板にあるとおりStation Innは毎晩7時開場、9時開演です。
駐車場スペースがあまりないので早めに行く方が良いでしょう。私が到着したのは午後8時半過ぎ、早速中に入ってみました。
入口でおねえさんが入場料を徴収しています。「今夜は12ドルよ。」そうです出演者によって値段が変わるわけです。12ドル払って中に入ると、ほんとに粗末な7~80人も入らないような小屋の中には既にたくさんのお客さんがいました。
安物のテーブルとイスが並べられていますが、ステージの周りの良い席はすでにいっぱい。仕方がないので、空いていたステージ脇の柱の影の席へ座りました。お客の顔ぶれを見ると家族連れやカップルなど老若男女いろんな人がいます。みなさん早めに来て食事をしながらショーが始まるのを待っているのです。
しかし、日本人にとってはメニューがピザ、ホットドッグ、ポップコーンですから早めに来て食事して待つようなレベルではありません。このメニュー、フットボール場と同じですね。
私はカウンターでビールを購入して飲みながら待つことにしました。
9時になるとミュージシャンが登場してショーが始まりました。
この夜は、Sweethearts of the Rodeoという女性カントリーフォークデュオでした。
彼女たちは姉妹で、妹Kristineがリードボーカル、姉Janisがギターという組み合わせ、息の合った演奏で会場を沸かせていました。Kristineはまずまずの歌唱力で時にコブシを効かせながらカントリーらしく唄います。これくらいのレベルの人がゴロゴロいるのがアメリカの凄いところです。
途中でKristineの旦那や娘(といっても18、9歳?)が特別出演するなど、カントリーらしい家族総出のショーとなりました。彼女たちはただいまレコーディング作業中とのことで、近々アルバムがリリースされそうです。
ショーは二部構成で途中30分ほど休憩が入ります、飲み物を追加するならこの休憩時間を狙いましょう。ショーがつまらないとここで帰ってしまう人もいるようで、Kristineは後半が始まったときに「みんな残ってくれててうれしいわ」と言ってました。これだけ盛り上がっていれば帰りませんよ。休憩時間には家族連れの皆さんもお父さんと子供が音楽談義で盛り上がったり、その後さり気に子供の進路の話をしたりと家族団欒なひと時になっているようでした。3歳くらいの女の子が楽しそうに演奏を聴いている姿もありました。ほんとにアメリカ人にとって音楽は生活の一部になっているようです。
結局ショーが終わったのは11時過ぎ。
でも、あっという間でした。
というわけで、Nashvilleへお越しの際はStation Innをチェックしてみてください。
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