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2008/12/20

炭鉱夫の娘

ちょっと前のニュースでイラクの記者がブッシュに「犬!」と言いながら靴を投げたとかいうのがありましたが
あの顔はどう見ても「サル!」だろ・・・と軽いツッコミを入れつつCNNのニュースを見ていました。

ところでそんなブッシュのおかげでアメリカ経済はボロボロ。世界経済もボロボロ。
たったの8年間でここまで世界を破壊できるとは・・・

ま、とにかく世界経済は単にアメリカのバブルに支えられていた。
メーカーでモノ作りに取り組んでいる私などは
しっかりとモノ作りという生産活動に取り組んでいればおかしなことにはならないと思っていたのですが
所詮製造業もマネーゲーム、バブルの恩恵を受けていたという事実を思い知らされたわけです。

私の会社でも人を減らさざるを得ない状況になってきました。
今日まで一緒に頑張ってきた現地の仲間達をレイオフしなくてはならない。
なんという身勝手なのでしょう。皆の生活を考えると気分が重くて夜も眠れません。
今のところアメリカではまだ雇用保険が出るので直ぐに飢え死にするような状態にはならないとは思いますが
宵越しの銭は持たない江戸っ子みたいな人たちですから貯蓄はゼロ。雇用保険が支払われなくなった時点で窮してしまいます。
そんなわけで、これから治安が悪くなると思います。
とくに外国人には風当たりが強くなるかもしれません。
自分達で選んだ大統領の失政、ウォール街のマネーゲームの失敗、あるいはビッグ3の放漫経営によってこの事態が起こっているわけですが、
自分の仕事がないのは外国人が雇用の機会を奪ったからだなどと逆恨みする連中がいないとも限りません。
気をつけましょう。

世界経済が崩壊してしまったこれからは
日本は輸出一辺倒ではなく、食糧確保のために農業に取り組まなくてはいけない。
ところが日本の農業は、すでに破壊されている。食料は海外からの輸入に依存している。
いつの間にか食糧安全保障という考えは日本政府から消えてしまっていたようです。
今は円高だから良いけど、もしも日本の工業が壊滅した場合、日本は食料を輸入するお金もなく餓えてゆく。
そもそも工業製品などなくても食べるものさえあれば人間は生きてゆけるわけで工業が生き残る必然性はないのかもしれない。
産業革命以来のビジネスモデルは崩壊したと考えるべきかもしれない・・・・

だからこれからの世界のあり方、日本のありかた、自分の暮らし方を真剣に考えなくてはいけない。

それにしても我々は日本のバブル崩壊からほとんど何も学んでいなかったということに改めて、欲の皮の突っ張った人間という存在に呆れてしまいます。

こんな寒い時代に、心を癒してくれるのは家族。
アメリカは開拓時代からずっと家族で支えあって頑張ってきました。
そんな人々のこころの叫びが今のカントリーミュージックにも連綿と引き継がれています。
カントリーは働く人々への応援歌。そういえばLoretta Lynn(ロレッタ・リン)やPatty Loveless(パティ・ラブレス)は体を張って頑張るお父さんの代表=炭鉱夫の娘。

そんな炭鉱夫の娘達の音楽を改めて聴いてみようと思うのでした・・・・

そしてこころの中で叫ぶ、頑張れアメリカ、頑張れニッポン。

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コメント

同感です。
政治の為の企業…
企業の為の労働者…
金融危機に食糧危機…

食べ物を疎かにした結果の、偽装…

もっと、基本に立ち返る時期が、やってきたのではないでしょうか。

パティ・ラブレスのジャケットの、お父さん?と見られる、薄汚れた炭鉱夫。

最初は、何でって思ったけど、誇りをもって写真を載せたパティに、感動を覚えたのを、思い出しました。

みんなが、平和で楽しい、家族団らんの、クリスマスを迎えることが出来ますように…

投稿: dayan | 2008/12/20 07:43

dayanさん こんにちは
基本に立ち返る
おっしゃる通りです。

それにしても、これからがたいへんそうです。

まずはクリスマスとお正月でぱ~ぁっと・・・
ん、違う方の基本へ行ってしまいそうです。

投稿: たいちょ~ | 2008/12/20 10:03

気が重い世界になりましたね。
私も製造業です。いつまで保つやら.....

Kathy Matter の Coal を聴いています。
「MUSIC OF COAL」ってアルバムもありましたね。
VaやNC付近ではよく Poor White と言われる人たちにお世話になりました。
気さくで良い人たちでした。
モービルハウスで季節労働者で.......
元気だろうか。

投稿: bellpapa | 2008/12/20 14:52

bellpapaさん こんにちは
poor whiteのみなさん、今でもそういったひとたちはいます。
VAあたりでは日本人なんて見たことない人たちなのに警戒することなく温かく迎えてくれます。
ほんとに気さくで良い人たちです。

投稿: たいちょ~ | 2008/12/21 01:05

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