今年のグラミー(51st Grammy Awards)はアリソンちゃんがプラントとともに5部門制覇、通算26個のグラミーゲットということでワタクシ的には非常に嬉しいグラミー賞でした。
まぁこれは米英の天才が組んだ壮大なプロジェクトなわけで、ある意味当然といえます。
ツェッペリンのボーカルとグラミー常連のアリソンという組み合わせはグラミーメンバーから自然と注目されるということもあり、これも5冠に寄与したかもしれません。
ところでRobert Plant(ロバート・プラント)の知名度はともかくAlison Krauss(アリソン・クラウス)に関しては日本では知る人はそれほどいないようですので、日本のマスコミの扱いがどうなるのか、興味がありました。
以下は私がグラミー賞アワードショーの直後からチェックしたウェブニュースの抜粋です。
なんとなく面白いので紹介します。
まずは発表直後のこの記事から・・・(時間は全て米国中部時間です)
NIKKEI NET (2月8日22:28)
見出し=楽曲賞にコールドプレイ グラミー賞授賞式、日本人は賞逃す
(ステージ上のコールドプレイの写真付き)
米音楽界最高の名誉とされるグラミー賞の第51回授賞式が8日、ロサンゼルスで行われ、主要部門のうち最優秀楽曲賞は英ロックバンド「コールドプレイ」の「美しき生命」が、最優秀レコード賞は英ロック歌手ロバート・プラントさんらのデュエット曲「プリーズ・リード・ザ・レター」が受賞した。
7部門でノミネートされているコールドプレイは、最優秀ロックアルバム賞なども獲得した。プラントさんはロックバンド「レッド・ツェッペリン」のボーカルとして知られる。
日本人では、最優秀サラウンド・サウンド・アルバム賞に「コーネリアス」の小山田圭吾さんが、クラシックの最優秀歌唱パフォーマンス賞にメゾソプラノ歌手、藤村実穂子さんがノミネートされていたが受賞を逃した。(ロサンゼルス=共同)(13:28)
(コメント)
いや~、アメリカを代表する歌姫が「ら」ですよ「ら」!!
この記事を書いた人は受賞作を聞いたことがないどころか、アリソン・クラウスを全く知らなかったようです。だいたい見出しにカテゴリー1のプラント&クラウスを差し置いて、カテゴリー3のコールドプレイを紹介するこの感覚・・・。日本の報道がいかに偏向しているかを如実に物語っています。
同じ時間にYahooをチェックしたらこの記事しかありませんでした。
Yahoo! Japan News(2月9日21:02)
見出し=<小山田圭吾>グラミー賞受賞を逃す 最優秀サラウンド・サウンド・アルバム賞
(コメント)
アメリカの賞を日本人が受賞するのは大変なことです。
ノミネートだけでも充分に称賛に価します。すばらしい。
でも主要部門発表後もこの記事しかないというのはなんともオソマツ。
しばらくすると見出しにプラントの名前が出るようになってきました。
このあたりから日本のマスコミもプラントがツェッペリンのボーカルだと気づいたようです。
毎日jp (2月8日23:17)
見出し=グラミー賞:「コールドプレイ」が最優秀楽曲賞 ロバート・プラントのデュエット曲が最優秀アルバムなどに
しばらくすると、上記記事がさらに差し替えられます。
さすがにカテゴリー1のプラントを先に載せないのはマズイと気づいたのでしょう。
毎日jp (2月9日0:00)
見出し=グラミー賞:ロバート・プラントらが主要2部門含む5冠! 「コールドプレイ」は最優秀楽曲賞など
(Raising Sandのジャケット写真追加)
”ロバート・プラントさんがアリソン・クラウスさんとの共演した「レイジング・サン」のジャケット” との説明付き
(コメント)
それも言うなら、レイジング・サンドだろ~が!!
でもこの記事はかなり詳しく書かれていました。
この後はどこも似たような感じ
YOMIURI ONLINE(2月9日5:56)
見出し=グラミー賞、英米デュエットが最優秀レコードなど5部門制す
【ロサンゼルス=飯田達人】米音楽界最大の栄誉とされる第51回グラミー賞が8日、ロサンゼルスで発表され、英国人歌手ロバート・プラントさんと米国人歌手アリソン・クラウスさんのデュエットが、最優秀レコード、最優秀アルバムの主要2部門を含む5部門を制した。
最優秀楽曲賞は英ロックバンド、コールドプレイが、最優秀新人賞は英国人のアデルさんが獲得。主要4部門にいずれも英国勢が絡む結果となった。
(コメント)
英米デュエットですか~、、確かに英国人の活躍が目立ちました。
SANSPO.COM(2月9日14:00)
グラミー賞プラント5冠…日本人受賞ならず (ステージ上のコールドプレイの写真)
(コメント)
だから日本人でノミネートというだけで凄い!っていうの。
しかし、どの記事もRaising Sandを聴いたことのないと思われる人が受賞の事実を伝えるのみでした。
そんなわけでRaising Sandのアルバム紹介はこちら、
感動のRaising Sandツアーの様子はこちらでどうぞ。
今回のグラミー5冠で日本でもアリソン・クラウスが注目され、多くの人たちが彼女の音楽に触れることを希望します。
(追記)
初アリソン・クラウスがRaising Sandではアリソン・クラウスのことが誤解されてしまうというウヌニコさんのご意見はそのとおりだと思いますので、私から初アリソン・クラウスとしてオススメのCDを改めてご紹介します。
Alison Krauss + Union Station: LIVE
これは2003年グラミー賞のBest Bluegrass Alubum受賞作品です。
Alison Krauss and Union Stationの魅力を実に見事に伝えてくれる逸品です。
史上最強メンバーともいえるユニオンステーションの演奏技術の高さ表現の豊かさ、そしてなにより、アリソン・クラウスの美しい歌声に魅了されます。
彼女が確立したブルーグラスのスタイルは一般の人の持つブルーグラスのイメージを変えてしまう、とても聴きやすいものです。
同タイトルのDVDもオススメ。
Alison Kruss and Union Station: Lonely Runs Both Ways
こちらは2006年のグラミー賞Best Country Alubum受賞作品です。
前作LIVEに引き続きグラミーを受賞。デビュー以来毎年のようにグラミーを受賞していますがこの作品はある意味、彼女の確立したブルーグラススタイルの集大成ともいえる作品です。一曲目からアリソン・クラウスの美しい世界に引き込まれ、最後まで心地よく聴けてしまう、完成度の高い作品です。
この作品以降は、A Hundred Miles or Moreというコラボ集、そしてRaising Sandというふうに路線変更し始めます。
というわけで初アリソン・クラウスはこの2作のうちどちらかを選びましょう。
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